繰り返される「いつものパターン」に気づいていますか?
こんにちは、カノンです。
「なんでいつもこうなっちゃうんだろう」
「また同じような結果になってしまった」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は私たち人間は、思っている以上に同じパターンを繰り返してしまう生き物です。
不思議なことに、本人はそのことになかなか気づけないのに、まわりの人たちは「またいつもの……」と、とっくに気づいていたりします。
どうして私たちは自分の持っているパターンに気づきにくいのでしょうか。
それは、無意識に「自分は正しいはず」と思い込んでいるからなのです。
小さい頃に身につけた「生きる術(すべ)」が、今も私たちを動かしている
私たちが無意識に繰り返している行動や考え方は、実は子どもの頃に身につけた「生きる術(すべ)」であると言えます。
たとえば、お母さんから「○○ちゃんは言うことをちゃんと聞いてくれるから本当に良い子ね」と言われ続けて育ったとしたら。
「良い子でいればお母さんは喜んでくれる、そうすれば私も優しくしてもらえる」という思考パターンが生まれます。
そしてそれが、「良い子でいれば安全だ」という「生きる術」として、心に根を張っていくことになります。
幼い頃、私たちは家族の中で生きていくために、無意識にさまざまな術(すべ)を編み出してきました。
それはやがて、「このやり方が正しいのだ」という信念になり、成長して大人になってからも、その信念をベースに生きることになります。
でも、子どもの頃はそれで安全だったけれど、大人になってからも同じ術が通用するとは限らないのです。
違和感を感じたら、それは成長のサインかもしれない
たとえば、「良い子」でいることで安全に生き抜いてきた人は、大人になってもなにか決断をするときに、親やまわりの顔色を伺ってしまうかもしれません。
「これが良いとされている」という世間の常識に従うことを優先してしまうかもしれません。
それでうまくいっているうちは問題ないのですが、「なんだかしっくりこない」と違和感を覚えることが増えてきたとしたら……。
「うまくいかないことが続いている」
「生きづらくてしょうがない」
もし、そんなふうに感じることが増えてきたなら、それは今までのやり方を見直すタイミングが来ていますよ、というサインなのです。
ハートの声に耳を傾けて、本当の自分に戻ろう
まずは自分の中の違和感と、ちゃんと向き合ってみましょう。
何にもやもやしているのか。
何がしっくりこないのか。
何が嫌なのか。
本当はどうしたいのか。
このとき大切なのは、「本当はこうしたいけど、環境が許してくれない」などと言い訳をして、自分の本心を打ち消さないことです。
ただ、あなたのハートの中心から聞こえてくる声だけに、静かに耳を傾けてください。
心の声を聞くことができたなら、「今まで気づかなくてごめんね。そんなこと感じていたんだね」と、まずは受け止めてあげましょう。
これができるだけでも、随分ラクになるはずです。
私たちはつい、内側から聞こえてくる声に気づかないふりをしてしまいます。
なぜなら、それに気づいてしまうと、現状を変えなくてはいけなくなるから。
誰かを傷つけなくてはいけなくなるから。
自分の人生に責任を持たなくてはいけなくなるから。
実は私たちは、「変化すること」や「自己責任で生きること」をとても恐れている生き物なのです。
多少の不満があっても、「現状のままでいるほうが安全だし、ラクだから」と、何も行動しないことが本当に多いのですね。
でも、何かを変えていかない限り、繰り返し違和感のサインはやってくるでしょう。
早めに動いていれば小さな変化で済んだかもしれないのに、違和感を無視し続けた結果、大きな痛みを伴う変化になってしまった、、、なんてことになるかもしれません。
変化を恐れないで。それは魂が望んでいること
変化することを恐れるのは、人間として自然なことです。
未知なる領域に足を踏み入れることや、未知なるものを受け入れることに対する抵抗感は、実は相当なものがあるのです。
でも、もう動かざるをえないと感じる変化がやってきたとき。
それは、環境が私たちにそう迫っているのではなくて、実は自分の心が望んでいることなのです。
まわりの出来事や人々は、すべて自分の内面を映し出す鏡だとするならば、「変化」すらも私たちの心が求めているのだと、そう捉えてみてくださいね。
そろそろ自分主体で生きてみたら?
自由に自分の人生をクリエイトしてみたら?
そんなふうに、あなたの魂が、あなたを促しているのかもしれません。
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