私たちが本来持っていた純粋な子供の心がインナーチャイルド
こんにちは、カノンです。
「インナーチャイルド」という言葉をご存知ですか?
そのまま訳すと「内なる子ども」。
私たちは成長するにつれて、「大人」として振る舞うようになりますが、みんな最初は子どもでした。
純粋で好奇心旺盛で創造的で優しくて強くて恐れを知らない……。
そんな純粋でキラキラした子どもの心を、生まれた時はみんな持っていたはずです。
もともと私たちが持っていた純粋な子どもの心、それが「インナーチャイルド」です。
子供時代に負った、さまざまな傷
私たちは、成長とともにいろんなことを感じ、経験し、どんどんと常識的な「大人」の仮面をつけていきます。
なぜって、そうでないと生きづらいからですね。
赤ちゃんのように、ただ自分の欲求に素直にいても許されている時期は、いつか必ず終わりをむかえます。
私たちは、少しずつ自分の欲求を抑えることを覚えて、ときには我慢したり、不本意なこともしたりしながら、大人になっていくのです。
弟や妹が生まれて、早くにお兄さんやお姉さんとして自立を促された場合は、十分に親に甘えることができないまま成長せざるをえなかったかもしれませんね。
自分に向けられていた親の愛を奪われたような気持ちになって傷つくかもしれません。
逆に、兄や姉といつも比較されて、自分にすっかり自信をなくして育ってしまった弟や妹の立場の人もいるかもしれません。
もしくは、まったく自分に関心を払ってもらえないような環境で育ってしまい、自分の存在自体を否定的に捉えるようになってしまう、ということもあるかもしれません。
さらに、特に親から厳しくしつけられたり、否定的な親に育てられたりした場合は、純粋な子供の心は急速に失われていってしまいます。
失われる、というよりも、心の奥深くに閉じ込められていくといった感じでしょうか。
子供にとって、親との関係は切実なのでね。
自立も出来ない年齢のうちは、親から見捨てられることは、生きていくことができなくなるに等しいこと。
親に気に入られるように、親から嫌われないように、自分を調整していかざるをえないのです。
傷の大きさは、あなたにしか分からない
私たちは、多かれ少なかれ、子供心に傷を負って成長しています。
親子関係で深く傷つくようなことを経験する人もいれば、子供同士の関係だったり、まったく違うところで大きなショックを体験することもあるでしょう。
そしてその傷はトラウマとして、心の中に残っているのです。
トラウマだなんて大げさなんじゃないか、と思われるかもしれません。
でも、傷の大きさや深さなんて誰にもはかることはできないもの。
何によって傷ついたのか、そのときの傷がどれほど大きかったのか、はかろうとすること自体がナンセンス。
ささいな一言で深く傷つく人もいれば、何とも思わない人もいます。
だから、「このような出来事や言葉は、特に傷ついたりはしないだろう」などとは一概には言えないのです。
傷の大きさや深さは、その人だけのもので、第三者がそれを判断できるものではありません。
ある言葉や出来事によって「傷ついた」、という事実が重要なのです。
インナーチャイルドを癒すと、純粋なエネルギーが戻ってくる
この傷ついたインナーチャイルドを抱えて生きていると、私たちは心からの幸福を感じにくくなります。
根本的な自分の存在意義に対してのトラウマを持ってしまった場合は、それが特に強くなってしまうかもしれません。
そうでないにしても、ふとした拍子に、トラウマを抱えた原因を思い出させられるような場面で、そのインナーチャイルドが暴れだすことがあります。
その結果、いつも自分に自信を持てなかったり、人間関係がうまくいかなかったりしてしまう……となることも。
だから、インナーチャイルドとしっかり向き合って癒やしていく、というのは、本当にとてもとても大事なのです。
子供の頃に受けた傷に、わざわざ向き合いたくない!と思うかもしれません。
でも、その傷が、いかに私たちを縛って生きづらくさせているのか、それに気づくと世界は変わりますよ:)
インナーチャイルドを癒やして、その子と仲良くなれると、今度は素晴らしいエネルギーをもらうことができるのです。
本来私たちが持って生まれた純粋なエネルギー。
それを取り戻すことができるわけです。
自分がいかに強く純粋で、愛に満ちた存在だったのか、それを思い出すことができるのです。
内省で、あの頃の自分に会いに行く
では、どうやってインナーチャイルドを癒すのか。
ここで役に立つのが、内省です。
内省とは、自分の心の内側を深く深くみていくこと。
心の声に耳を澄まして、小さな声を拾いあげていくこと。
まずは、自分のインナーチャイルドも傷を負っているということを認めましょう。
そして、イメージの中で、インナーチャイルドと対面します。
インナーチャイルドと対面したら、こころゆくまで会話してみましょう。
最初のうちは、こちらから一方的に声をかけてあげるだけでもいいですね:)
「あのときは、つらかったね」
「よく頑張ったね」
「もう安心して大丈夫だよ。私がそばにいるから」
自由に、好きなように、イメージして会話してみてください。
特にこうでなくちゃいけない、などの決まりや縛りはなにもありません。
傷ついたあの頃の自分に、優しく問いかけてみてください。
そして、今の大人のあなたから、あの頃の自分に言葉をかけてあげてくださいね。
この対話が、癒しの始まりです。
純粋なエネルギーを全開にして生きていきたいと思うなら、インナーチャイルドと仲良くなりましょう。
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