あなたの意識は、外向き?内向き?
こんにちは、カノンです。
日々の生活の中で、自分がどこに意識を向けているか、考えたことはありますか?
自分の外側でしょうか。
それとも、自分の内側でしょうか。
「自分の外側」とは、「まわりの人」や「外側からやってくる情報」のこと。
たとえば、家族や友人、上司や同僚、先生など。
テレビの情報やSNSやインターネットの情報、社会の常識など。
「自分の内側」とは、「自分の感情」や「インスピレーション、アイディア」などのこと。
何らかの良い予感や悪い予感、なども含まれますね。
日々暮らしていくには、外側のさまざまなこととうまく折り合いをつけていかなくてはなりませんが、外側にばかり目を向けすぎていると、それに振り回されて生活することになってしまいます。
外側の出来事は、自分を知るための手段
実は、外側のさまざまなことは、「自分という人間を知るための手段」にすぎません。
私たちは外側の出来事に、常に何らかの反応をしています。
それは心の中で行われることがほとんどだと思いますが、必ず何かしらの思いを感じています。
たとえば、誰かに何かを言われたとき。
それが自分にとって心地よい言葉のときもあれば、ちょっと引っかかってしまう言葉に聞こえるときもあるでしょう。
その聞こえ方の違いは、私たちの心のあり方を反映しているんですね。
心に余裕があったり、穏やかで満ち足りているときには、まったく気にならない言葉かもしれません。
でも、心がとても疲れていて、なんとなくイライラしているときだったら、自分の気分に追い打ちをかけるような嫌な言葉に聞こえてしまうことも。
それはもしかしたら、何らかの「癒し」や「休息」が必要だよ、というサインかもしれません。
あるいは、もっと自分を大切にして、というメッセージかもしれません。
それに気づくためにも、自分が「何をどう感じているのか」ということを、いつも意識しておくと良いのですね。
引っかかりの奥に、大切なテーマが隠れている
そしてもうひとつ。
何かに引っかかったり、繰り返しモヤモヤしたりすることがあったら、それは注目すべきサインです。
その引っかかりの奥に、あなたにとって重要なテーマが隠れているかもしれません。
たとえば、
特定の話題になるといつも不快な気持ちになる、
ある種の人と会うと、いつも疲れてしまう、
誰かが褒められているのを見ると、モヤモヤする、、など。
逆に、ポジティブな反応もヒントになります。
ある種の表現や作品に、理由もなく心が震える、
自然と涙が溢れてくるような場面や言葉がある、
「これだ!」と直感的に惹かれるものがある、など。
こうした繰り返しのパターンーーネガティブなものもポジティブなものもーー、それはあなたの魂が「これに気づいて!」と伝えようとしているのかもしれません。
外側の出来事は、自分の内側を映し出す鏡です。
引っかかったこと、気になったこと、心が動いたこと。
そこにこそ、あなたが今生で学ぶべきテーマや才能のヒントが隠されているのです。
外側の刺激から、内側が触発される
他にも、テレビやインターネットで、「今はこれが流行ってますよ」などという宣伝を見たときに、同じように何かを感じているはずなんですね。
もしかしたら「私はあんまりいいと思わないな」と思うかもしれません。
そして、「私だったらもっとこういう感じのほうがいいな」「こんなふうにしてみたいな」などと、新たなアイディアが湧き上がってくるかもしれません。
こんなふうにして、外側からの刺激を通して、自分の内側が触発されることもあるでしょう。
ひょっとしたら、新しい何かが生まれることにつながるかもしれないのですね。
私たちが、自分の感情や自分の内側からやって来るものに意識を向けるほど、自分自身と深くつながっていくことができるのです。
意識を内側に向けて、自分を取り戻そう
もしあなたが、「自分以外の誰か」や「外からやってくる情報」など、外側にばかり気を取られているなと思うなら、すこし「自分の内側」に目を向けてみてはいかがでしょうか。
外側に気を使うほど、外側に気を取られるほど、どんどん自分とのつながりが薄れて、自分がなくなってしまいます。
それは、自分のパワーを、他の誰かや何かに明け渡してしまっていることと同じなのです。
外側が揺れれば自分も揺れてしまうし、外側が崩れれば自分も崩れてしまいます。
しっかりと意識を自分に向けて、自分の反応や気持ちを大事にしてみてください。
日々の感情を、丁寧にキャッチする
日々感じる細やかな気持ちを、しっかりとキャッチしてあげましょう。
そして、「ああ、私は今こんなふうに感じているんだな」ということを、ゆっくり味わってみてくださいね。
自分の内側に意識を向ける習慣、それが内省です。
毎日少しでもいいので、自分の心と対話する時間を持つことで、あなたは本当の自分とつながることができるようになります。
「今、何を感じているの?」
「この気持ちは、私に何を教えてくれているの?」
そんなふうに自分に問いかけてみてください。
外側に振り回されない、しっかりとした自分の軸がきっと育っていくでしょう。
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