自分のハートの声、ちゃんと聞いていますか?
こんにちは、カノンです。
私たちが生きづらいと感じてしまう根本的な要因は、自分の本質とつながっていないからです。
それは、前回の記事で書きました。
でも、「自分の本質とつながるって、いったいどうしたらいいの?」と思われる方もいるでしょう。
そんなこと、誰も教えてはくれないのでね。
「自分とつながる」のは、実はとても簡単なこと。
自分のハートに意識を向け続けること。
心から湧き上がってくる声にならない声をちゃんとキャッチする、ということなのです。
自分が何を望んでいるのか、何が好きなのか、何をしたいのか、何をしたくないのか。
自分の心から生まれる素直なニーズをちゃんと聞いてあげること。
たったこれだけ!なんて簡単なのでしょう:)
それなのに、ぜんぜんしてあげてない人、とっても多いです。
まわりの声ばかり聞いていませんか?
自分のニーズを無視しながら生きている人は、世の中にいっぱいます。
自分のニーズよりも、家族の声を優先したり、常識といわれるものを優先したり、尊敬している人の意見を優先したり。
無意識のうちに、自分の外側の声やルールに従って生きてしまっているのです。
これは、「自分のことばかりでまわりのことを考えないのは良くないことだ」という教育を受けてしまうとそうなってしまいます。
特に日本は、「協調性や調和がなによりも大事」「出る杭は打たれてしまう」という風潮なので、仕方がないのかもしれません。
仮に、「自由に決めていいよ、本当はどうしたいの?」と聞かれたとしても。
自分が本当は何を望んでいるのか、ぜんぜん分からない……、という人もたくさんいます。
「どうしたいの?」と問われたときに、
「えーと、私は一体どうしたいんだろう?」と、答えが出てこないことになります。
だから、なんとなく世間の一般的な価値観に合わせておけばいいかな、みたいな思考回路になって、没個性的な生き方になっていったりするのです。
でも、それって「本当の自分を生きている」と言えるのでしょうか。
もしかしたら、社会一般の価値観とはまったく違う欲求をハートは持っているかもしれません。
世間の常識に合わせて生きていても、ぜんぜん満たされなくて幸せを感じられない。
そんなふうになってしまうかもしれません。
あなただけの魂の輝きを生きる
私たちはみんな、素晴らしい魂の輝きを持っています。
ひとりとして同じ魂、同じ人間は存在しません。
私たちの魂とは、そのまま私たちの個性でもあるのです。
その個性を輝かせないともったいない!
まわりと同じ人生を歩むなら、生まれてきた意味がなくなってしまいます。
私たちは、一人ひとり違った個性を輝かせるために、この世に生まれてきているからです。
自分自身と深くつながって、魂と一体となって生きることができたとき、私たちはもっとも光を強く放ちます。
それは、他のナニモノでもない、唯一無二の光だからです。
そして、本当の強さは、自分自身の魂と深くつながったときにやってきます。
自分のハートが求めていることをしっかりと受け止めて、それに従って生きていくこと。
これこそが、本当の自分を生きるということなのです。
正解を探すことに必死だった私
こんなふうに書いていますが、実は私自身、30代も後半になるまで、自分の心の声を完全に無視して生きていました。
というより、まわりに嫌われないように、ダメな人間だと思われないように、そればかりを考えて生きていたので、自分の声が聞こえなくなっていたのです。
面白いことに、自分では自分のことを「自分の意見がちゃんとあるハッキリした人物」だと思い込んでいました。
確かに、なにか質問された場合、ちゃんと意見を言うことはできたし、客観的に情報を伝えたりすることは得意でした。
でもそれは、自分の心からの声を伝えているわけではなかったのです。
なにか聞かれるたびに、「なにが正解なんだろう?」と無意識に考え、その答えを必死で探していました。
目の前の相手が求めているであろう答えや、その場にふさわしい答え。
それが私にとっては「正解」であり、それを探り当てることに全神経を使っていたのです。
自分の心は二の次、、どころか一番後回しで、とにかくその場を問題なくやり過ごすことがすべてでした。
ですが、その場を無事にやり過ごせたとしても、心の中はすっきりせずに、なにかがくすぶり続けていました。
そのうち、自分の心が悲鳴をあげて、やっと自分の心に向き合うということに気づいたのです。
頭で考えることと、ハートで感じること
私は左脳を使って、必死に答えを探していました。
導き出した答えは、自分の「意見」であり「思い」であると、思い込んでいました。
でもそれは、大きな勘違いでした。
頭で考えたことには、いろんなフィルターがかかってしまいます。
客観的に分析したり、条件を精査したりすることで出てくる答えやニーズ。
でも、ハートからの声は、理屈なんかじゃなくて、純粋に溢れ出てくるものです。
ある意味「直感」に近いと言えるかもしれません。
なんの条件も制約もなかったときに、自然に出てくる思い。
考えるのではなく、感じることでそれに気づくことができます。
小さな問いかけから、内省を始めよう
毎日少しでもいいので、自分のハートに問いかける時間を持ってみませんか?
私の場合は、
「今日のランチは何を食べたい?」という問いかけから始めました。
自分の食べるものさえも、素直な心の声に従って選んでいなかったからです。
「早く決めなくちゃいけない」「早く食べられそうなものにしよう」「これは高すぎるからやめておこう」
そんなふうにして、左脳をフル回転してメニューを決めていました。
でも考えるのをやめて、メニューを眺めたとき、お惣菜を見たときに、
「あ、これ食べたい!」と自然に心が反応したものを大事にするようにしたのです。
こんな小さなこと?と思われるかもしれません。
でも、その小さな積み重ねが、自分の声を大事にすること、自分を尊重することにつながっていくのです。
「今、何をしたいの?」
「これはやってみたい?」
「誘われたけど行きたい?」
「あのときどう思ったの?」
こんなふうに、自分に問いかけ続けてみてください。
ハートの声を聞く習慣が、いつかきっとあなたを本当の自分へと導いてくれるでしょう。
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