心が闇に飲まれそうなとき
こんにちは、カノンです。
心が闇に飲まれそうなとき、そこで「生」へと踏みとどまれるかどうかは、一体何にかかっているのでしょうね。
人生において、闇の中をさまよっているような気持ちになる、そんな時期は、その闇の深さに違いはあっても、誰にでもあるのではないかと思います。
特に、強烈な「孤独感」は、じわじわと私たちの心を蝕んでいきます。
「自分は誰ともつながっていない」
「自分は誰からも理解されない」
「自分は誰からも必要とされない」
「自分は誰からも大事にされない」
「自分は誰からも愛されない」
そんなふうに思ってしまったとき、私たちはどうすればよいのでしょう。
特に、人生経験が少ない時期は、自分のいる世界がすべてだと感じやすいものです。
そうすると、まわりに頼れる人や話を聞いてくれる人がいないように思えて、どんどん心が追い詰められていってしまいます。
孤独感は、自分とつながるためのサイン
もしも、まわりで起こっていることやまわりの反応が、自分の心の中の投影だとしたならば。
次のように考えることができそうです。
誰ともつながっていない → 自分が自分自身とつながっていない
誰からも理解されない → 自分が自分のことを理解していない
誰からも必要とされない → 自分が自分のことを必要な存在だと思っていない
誰からも大事にされない → 自分が自分を大事に扱っていない
誰からも愛されない → 自分が自分を愛していない
となると、強烈な孤独を感じるということは、「自分自身としっかりつながりましょう」というサインなのかもしれません。
まわりに意識を向けるのではなく、自分に意識を向ける必要があるということ。
「自分とつながる」というのは、「自分の本質とつながる」という意味です。
言い換えると、「自分の魂とつながる」ということ。
なぜこの世に生まれて、この人生で何をしようとしているのか、そういった核心的な部分を知っている魂につながる、ということですね。
まわりにつながるより、自分の本質につながる
私たちは自分の魂とつながる前に、家族や社会など、まわりの環境とつながりやすいものです。
まずはこの社会の中で生きていかなくてはならないから、生存本能として、まわりの環境に適応することを一生懸命に学ぶからです。
でも、適応することと、まわりにつながり続けて生きることは、まったく違うもの。
まわりにつながって生きれば生きるほど、自分とのつながりがなくなっていきます。
そのうち、まわりからの評価やまわりの反応が、自分のアイデンティティにとってかわってしまい、それに依存することになるでしょう。
ずっとそのままでいくと、いつか息苦しくなるのです。
なぜなら、自分の本質を生きていないから。
自分の心(魂)とつながっていなければ、自分の本質を生きることは難しくなりますね。
本当の自分に還る旅へ踏み出そう
もしあなたが、まわりにつながり続けて生きてきてしまったなら。
どこかで軌道修正する必要があるでしょう。
まずは、「何かがおかしい」ということに気づくことから。
気づいてしまえば、あとは勇気を持って、「本来の自分に還っていく旅」へと踏み出すだけですね。
その旅に、ルールは何もありません。
何か癒したいものがあれば癒していけばいいし、捨てなくてはいけない思い込みがあるなら捨てればいい。
心が求めているものを、ひたすら追い続けてもいい。
とにかく、自分の心(魂)の叫びに従い続けること。それに尽きます。
これが、「内省の旅」なのです。自分の心と向き合い、自分の本質を思い出し、本来の自分へと戻っていく旅。
一人ひとりの旅路は違うけれど、その先には必ず、本当のあなたが待っています。
「生きる」ために、自分とつながる
心が闇に飲まれそうなとき、そこで「生」へと踏みとどまれるかどうかーー、それは、「自分の本質とつながっているかどうか」にかかっていると、私は思います。
自分の心(魂)の声を聞き、本当の自分であり続けること。
それが、どんな闇の中でも光を見出す力になるのです。
自分とつながるための内省の旅路において、私たちはひとりではありません。
先人たちの素晴らしい教えが、世の中にはたくさん残されています。
小説だったり、詩だったり、歌だったり、絵だったり、映画だったり……。
叡智がつまった作品たちが、私たちを支えてくれます。
時代がいくら変わっても、人間の本質や悩みは変わりません。
だからこそ、前向きなエネルギーのこもった作品に触れることは、救いになります。
特に、「生きろ!」という力強いメッセージが感じられるものには、無条件に胸を打たれますね。
なぜなら、私たち人間の本質は「生きる」ことでもあるからです。
私たちは「生きる」ために生まれたのです:)
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